岡村デンタルニュース 2019年9月1日号 白内障

  • 曇ったレンズ人間の目の構造は、よくカメラにたとえられます。カメラのレンズの役割をしているのが水晶体、フィルムの役割をしているのが網膜です。
    このレンズ(水晶体)が濁ってしまうことで、フィルム(網膜)に鮮明な像が描けなくなる現象、それが白内障です。

    水晶体がなぜ濁るのかはいろいろな原因がありますが、最も多いのは加齢によるもので、はっきりとした自覚症状がなくても40歳代から徐々に進行し、50歳代では約60%、60歳代では約80%、80歳以上ではほぼ100%の人が白内障になっているといわれています。

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岡村デンタルニュース 2019年8月15日号 歯のホワイトニング

  • 歯のホワイトニング歯の色が黒ずんでいたり、全体的に黄ばんでいる感じがして気になって笑えない…
    そんな悩みを抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。歯並びや色の悪さがコンプレックスになって、いろいろなことに積極的になれないでいるとしたらとても残念なことです。

    口元の美しさに対する意識がとても高い欧米では、歯並びを整え、歯を白く保つことは身だしなみのひとつであり、口元がその人の知性や教養を表わすという認識が浸透しています。

    近年では、日本人の間でも歯の美しさに対する意識は高まってきています。
    自分に自信を持ち心豊かに生きていくために、口元を美しく整えたいと希望する人も増えてきているのです。

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岡村デンタルニュース 2019年8月1日号 汗とにおい

  • 汗とにおいあなたは普段、どんなときに汗をかいていますか? スポーツなどで思いきり体を動かしたとき、じっくりサウナに入ったとき、とても緊張したとき、激辛料理を食べたとき、いろいろな場面で私たちは汗をかいています。

    今年は長雨、日照不足で比較的涼しい7月でしたが、8月に入り一気に真夏の暑さが到来です! 
    体温の上昇を抑えるためには人間にとって汗をかくことは重要です。

    今号では汗の役割、そして気になるにおいにも注目してみました。

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岡村デンタルニュース 2019年7月15日号 歯ぎしり

  • 歯ぎしりで睡眠不足朝起きると顎が痛んだり、なんとなく歯に違和感を感じているという人は、もしかしたら就寝中に歯ぎしりをしてしまっているかもしれません。
    歯ぎしりは自覚症状がなく、よく睡眠中に起こるのが特徴ですが、日本人のおよそ5~15%にみられるといわれていて、決して珍しいものではありません。しかし、それが毎日続くと睡眠の妨げになるだけでなく、歯や全身に悪影響を及ぼすことがあります。
     
    知らず知らずのうちに歯ぎしりが習慣になってしまっている場合は、早めに対処することが必要です。
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岡村デンタルニュース 2019年7月1日号 夏の感染症(乳幼児編)

  • 夏の感染症(乳幼児編)赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるときは、胎盤を通して病原体と戦うための「免疫グロブリン」という物質をもらっています。
    生まれてすぐも母乳から豊富な免疫物質をもらって、病原体やバイ菌から赤ちゃんは守られています。
     
    でも、お母さんからもらった免疫は生後6ヶ月ほどでなくなってしまいます。
    そこからは自分の体で自分の身を守る免疫力をつけていかなくてはなりません。
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岡村デンタルニュース 2019年6月15日号 歯ブラシの選び方

  • 歯ブラシの選び方あなたは歯ブラシを選ぶとき、何を基準に選んでいますか? テレビCM? 好みの色や形?
    種類もたくさんあって迷ってしまいますね。

    今あなたがお使いの歯ブラシは自分のお口に合っているでしょうか? そして、正しい磨き方ができているでしょうか?
    毎日きちんと歯磨きしていても「磨いている」と「磨けている」にはとても大きな差があります。そこを大きく左右するものの一つに歯ブラシ選びがあります。

    自分の歯をいつまでも美しく健康に保っていくために、毎日使う歯ブラシは自分に合ったものを使いたいですね。
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「口腔内写真」と総義歯の製作

歯科医院のカルテ 歯科医院では患者さんのデータを保管しています。「カルテ」には患者さんのお口の中の状況、治療内容、治療予定など多くのデータが記載されています。「レントゲン」は目視ではわからないお口の中のデータが解ります。もう一つ重要な資料に「口腔内写真」(こうくうないしゃしん)があります。お口の中のまさに記録写真のことです。

口腔内撮影用カメラ お口の中の写真を撮影するのには通常のカメラではお口の中に光が届かずお口の中の撮影は困難です。特殊な「歯科用口腔内カメラ」を使用してとるので常に同じ大きさで同じ条件で撮影することができます。レンズのすぐ前ストロボがついているのでお口の中を鮮明に写すことができます。ではなぜ?お口の中の写真を毎回撮影するのでしょうか。

むし歯や歯周病は身体の傷のように自然には治癒(ちゆ)することがありません。人工的なものによって修復するのです。そのために毎回の記録を残して比べていくのです。また私たちの診療所の患者さんは長く20年以上もメインテナンスに通っていただく患者さんが多数います。その方々には治療の状況をお話しするのに写真で説明することが必要不可欠なのです。すごく昔の状態と比べて今後どのようなお口の状態を維持するかモチベーションを持つことがメインテナンスを行う上で大切なことです。

 私たちの診療所ではお口の写真をリコール(お口の中のメインテナンスチェックをすること)にお見せして情報を共に共有することが必要と考えています。そのためにはしっかりした治療を施さなければなりません。お口の中の写真を撮っている多くの歯科医院では患者さんとの情報を共有したいという信念を持っている診療所が多いでしょう。信頼できる歯医者さんを選ぶ指標にもなります。

口腔内写真
 右の写真は、実際に「総入れ歯」を作った時に撮った写真です。
お口の型を取って模型をつくりどのような入れ歯がその人に合うのか計画を立てます。

① 計画に合った型を取るためのオーダーメイドの道具(カスタムトレー)を作成します。
② お口の筋肉の運動を記録してゆきます。
③ 特殊なシリコンゴムを使って詳しい型を取ります。
④ 特殊な機械(「咬合器」こうごうき)に型をとり付けて高さを決めます。
⑤ 技工所(コアデンタルhttp://www.core-dental.co.jp)に依頼し精密な総入れ歯を製作します。
⑥ 入れ歯を詳しく調整していきます。

総義歯の製作 以上、記録していくと初めて来院する「初診」から完成まで製作過程を含めるとその写真は100枚を超えます。

8020運動と健康長寿

 8020運動(はちまるにーまるうんどう)とは「80歳になった時20本以上歯を残す」という運動です。1989年から日本歯科医師会が提唱し、現在はかなり浸透してきた感があります。

ではなぜ20本以上なのでしょうか。
それは歯が20本あるのと19本以下では食べ物をかむ力に格段の差があるからです。つまり、20本以上自分の歯があれば、「食生活にほぼ満足できる」のです。

本来の28本の歯
左図のようにお口の中には
本来28本の歯があります。

歯が20本になった時
不幸にして歯が無くなって残り20本になった場合(青×)何とか噛めます。

ところがあと1本(赤×)なくなった場合
「急速に」に噛めなくなるのです。
( 左図 )
そのため、一生涯20本以上歯が有ればQOL(生活の質)が高い生活が送れるのです。

 では歯が20本以下になってしまったら生活の質はあきらめなくてはいけないのでしょうか。いいえここで歯科医師の出番です。

インプラント・ブリッジ・義歯右図のように「義歯(いれば)」、「ブリッジ」そして「インプラント」などで20本以下になっても噛めるようにすることが出来るのです。
 最近では、咀嚼能力が低い人は、認知症になるリスクが多いと調査の結果わかってきました。
歯を失くして噛みにくくなると咀嚼に支障出て、当然脳に対しても刺激が少なくなってきます。
具体的には、歯が20本以上の人は、歯がほとんどなく、義歯未使用の人と比べて認知症発生リスクはおよそ2倍であることが研究でわかってきました。

80歳の歯の現状本来なら28本ある歯のち少なくとも20本あれば健康な生活を送ることが出来ます。たとえそれ以下であっても歯医者さんで機能は補完することが出来るのです。現実には80歳では「残っている歯は12本」というのが現状です。
できるだけ多くの歯を残して、かつ歯周病を予防して健康に過ごせる期間「健康寿命」を延ばすことが可能なのです。

テレビの生放送風景
「 私たち歯科医師と質の高い食生活を送ってみませんか。 」と、
先日のテレビ出演で話をしてきました。

父の日

父の日は6月の第三日曜日です。発祥は母の日と同じくアメリカです。
1909年にワシントン州に住む「ソノラ・スマート・ドッド」が男手1つで自分を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。
1966年アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンは、父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日を父の日に定めました。1972年にアメリカでは「正式に国の記念日」に制定されています。母の日には「カーネーション」贈り、父の日には「バラ」を贈るというのは最近知りました。
 私たちの職業は診療が終わった後に事務処理を行い帰宅時間は遅くなります。
木曜日はほとんどが行政との打ち合わせ衛生活動に費やされます。
日曜日には学会、講演会などを含めると自由になる時間が少ない職業で、家族みんなで顔を合わせつというのは貴重な時間です。
上の娘は仕事に忙しく当直も重なると会える機会が少なくなりました。下の娘も大学での勉強、実習が忙しく11時前に帰宅することは稀です。

  ↓ イチゴショートケーキ(ネクタイの飾り添え) ↓             ↓ ピラフと鶏肉のいんげん添え ↓
イチゴショートケーキ(ネクタイの飾り添え)ピラフと鶏肉のいんげん添え

   
   
6月21日(第3日曜日)昼過ぎに娘二人とも集まり、手料理を振舞ってくれました。
上の娘は得意のイチゴのショートケーキを持って来てくれました。この季節にイチゴを入手するのに苦労したそうです。
次女は苦労しながら「ピラフ」と「鳥そぼろ肉のインゲン添え」それに加えて綺麗な花束を添えてくれました。午前中に乗る機会の少ない車で買い出しに行ったようです。
ネットではお父さんのプレゼントは「こだわりの」お酒、食べ物、ゴルフ道具、しゃれたファッションなど喜びますと書いてあります。
でも齢(よわい)いくつになっても一番のプレゼントは共に時間を過ごしてくれること、時間を割いて子供の作ったもの、そんなことなのです。幸せな一日でした。

30年続く「長寿番組」

        ↓ 番組告示ポスター ↓
番組告示ポスター今年も4月27日(月)から「TVKテレビ」で歯科の情報コーナー「健康!歯ッピーライフ」が始まります。
午後12時から始まる「ありがとッ!」の中の毎月最終月曜日ひる13:30ごろからの放送になります。

毎年のことですが4月は私が出演します。歯の健康は全身の健康に大きな役割を果します。
成人の8割が罹患(りかん)していると言われている「歯周病」。この病気が「糖尿病」「心臓病」「脳卒中」「誤嚥性肺炎」(ごえんせいはいえん)「肥満」「認知症」に大きな影響を与えているのです。
というわけで4月は今話題の「歯と健康寿命の関係」についてのお話です。
   

     ↓ TVKがある横浜メディアセンター ↓             ↓ 番組関係者との打ち合わせ ↓
TVKがある横浜メディアセンター番組関係者との打ち合わせ
   
実はこのコーナーはものすごい「長寿コーナー番組」なのです。
今から31年前「任天堂のファミコン」がはやりだし松田聖子さんのアイドル時代、「おしゃべりトマト」という番組が1983年4月4日(月)から1995年9月29日(金)まで放送されていました。
テレビ局も「TVK」とは言わず「神奈川テレビ」と言われ、社屋は今は「神奈川新聞社」と同じ関内のメディアセンターにありますが当時は元町近くの山下町にあった時代です。
すでに当初から歯科のコーナーがあり、1992年(平成4年)には私が出演しています。
        ↓ 1983年当時のTVK ↓             ↓ 1992年テレビに出演を報じる新聞記事 ↓
1983年当時のTVK1992年テレビに出演を報じる新聞記事
その後「HAMA大国」「1230アッと!!ハマランチョ」と昼の情報番組の名前を変えながら歯科に関するコーナーはずっと続いてきました。
 1983年当時は虫歯の数も多く、このころからフッ素洗が始まります。
当時集団フッ素洗口は10万人程度でしたが現在は100万人を超えています。学校歯科の成功も相まって子供のムシバは激減してきました。
そこで問題となってきたのが「歯周病」(ししゅうびょう)です。私が9年前このコーナーを担当してからスポンサーのサンスターと歯周病に特化した内容に変更しましたが「細菌感染」が原因だという内容がなかなか伝わっていないのが現状です。

私どもの診療所はすでに「予防型診療所」に転換しています。
歯医者さんにいけば「歯周病」は確実に防げます。