岡村デンタルニュース 2021年4月15日号 爽やかブレス

  • 爽やかブレス飛沫感染防止のためのマスク着用が日常となりました。マスクのおかげで、会話の相手に対して自分の口臭が気になる、という機会は減ったかもしれません。
    そんな安心感からご自身のお口の状態に油断していませんか? 

    外していたマスクをつけ直した際に、マスクのニオイが気になったこと・・・ありませんか?

  • あなたの息をチェック!

    こんな生活習慣が口臭に結びつきます。当てはまるものがないかチェックしてみましょう!

    口臭チェックリスト

  • 口臭の種類

    口臭は発生原因によって、大きく4つの種類に分けることができます。

    ①生理的な口臭(起床時、空腹時、疲労時、緊張時など)
    唾液の分泌量によって左右され、日内変動があります。発生場所は主に舌苔の溜まった舌の上です。
    女性では、月経や妊娠など、血中ホルモンの変化や代謝が口臭の発生に関係しているとの報告もあります。

    生理的口臭の日内変動 
    ニンニクにおってない?

    ②飲食物・嗜好品による口臭(ニンニク、ニラ、タマネギ、酒、タバコなど)
    食品に含まれているニオイ成分による口臭で、時間とともに減少します。

    ③病的な口臭(口の中の病気、鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気など)
    90%以上は歯周病や進行したむし歯、歯垢、歯石、入れ歯の清掃不良など、口の中の病気に原因があります。

    マスクの除菌シュッ!

    ④心因性の口臭(自臭症)
    不快な口臭はほとんど認められないのに、「自分には口臭がある」と強く思い込んでしまうことです。

  • 毎日の生活の中でとり入れたい

    「生理的な口臭」は誰にでも認められるものです。
    あまり神経質にならず、口の中を清潔にして規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。

    舌クリーナー・舌の清掃・・・口臭の原因である舌苔を除去するには、歯ブラシでは刺激が強すぎるので、専用の舌クリーナーがおすすめです。
    やさしく舌の上にたまった舌苔を取り除きましょう。

    ・緑黄色野菜や海草類などのアルカリ性食品・・・だし昆布をなめたり梅干しを食べると、殺菌効果に加えてさらさらな唾液が湧きでてきます。

    ・舌の体操・・・舌で頬を内側から押して膨らませたり、唇・頬と歯ぐきの間に舌を入れ、ゆっくりと円を描くように大きく回してみましょう。

    「飲食物や嗜好品による口臭」が気になる方は、口臭予防効果の高いガムやタブレット、スプレー類などを上手に利用するとよいでしょう。
    デスクワークが中心で会話をする機会の少ない人は、ガムを噛むのがおすすめです。

    唾液の分泌が促進され、リフレッシュ効果も期待できます。

  • 口臭の原因となる病気

    「病的な口臭」の9割以上は口の中の病気が原因です。
    重症のむし歯や歯周病、舌苔や歯垢・歯石、手入れの不十分な入れ歯などから細菌が増殖し、口臭が出てくるようになります。
    むし歯や歯周病は早めに治療し、歯科医院で歯石除去などの定期的なケアを受けることで、口臭を予防することができます。

    <口の中の病気以外で口臭の原因となる病気>
    ・鼻やのどの病気・・・副鼻腔炎、慢性鼻炎、慢性扁桃炎など
    ・呼吸器系の病気・・・化膿性の気管支炎、肺のカンジダ症など
    ・消化器系の病気・・・胃炎、胃潰瘍など

    歯科医院に行って治療してもニオイが消えない、または歯科医院で「口の中以外に原因がある」と指摘されたら、しかるべき診療科を受診して治療を受けるようにしましょう。

  • 神経質になり過ぎないで

    「心因性の口臭(自臭症)」のように、自分の息がにおうのではないかと思い込んでしまう人は、几帳面で潔癖症の人が多いそうです。
    ひとりで悩まず、身近な家族に相談したり、かかりつけの歯科医院で相談することも大切です。

    最近では口臭外来も増えています。どうしても気になる人は一度受診してみてはどうでしょうか。