岡村デンタルニュース 2018年10月15日号 口内炎

  • 口内炎がしみる「口内炎」と聞くと、私たちにとっては特別な病気でもなく誰もが経験しているありふれた症状、と感じる人が多いのではないでしょうか。
    いつの間にかできていて、食事の時にしみたり、触ると痛みを感じたりします。放っておいても1~2週間程度で自然と消えて治ってしまいますが、再発に悩まされている人も少なくないのでは?

    いったい何が原因で口内炎になってしまうのでしょうか。

  • 口内炎はどうしてできるの?
    口内炎が痛くてつらい男の子原因にまったく覚えがない口内炎もあれば、自分で頬の内側を噛んでしまったりして、その傷が口内炎になってしまったということもあります。
    私たちの口の中には多くの常在菌が存在していて、その数は数十億~数百億にもおよぶといわれています。

    疲労やストレスで体の抵抗力が弱まっている時には、口内の粘膜が荒れ、悪化すると水疱や潰瘍ができます。
    そこにこれらの常在菌が繁殖して炎症を起こすことで口内炎になるのです。

  • 口内炎の種類
    口内炎の種類は、引き起こされる原因によっていくつかの種類がありますが、ここでは代表的な3つを紹介します。

    免疫力の低下が原因と考えられる「アフタ性口内炎」
     最も一般的な口内炎で、患部の中央が浅くくぼんだ白っぽい潰瘍ができる
    アフタ性口内炎

    過労やストレス、睡眠不足などで免疫力が低下しているときや、食生活の乱れで胃腸が弱っている時などにできやすくなります。

    物理的刺激が原因の「カタル性口内炎」
     口の中の粘膜が赤く腫れる、赤い斑点のようなものができる、白くただれたりひび割れる

    入れ歯や矯正器具などが口腔粘膜に接触したり、頬の内側を噛んでしまったりして口の中に傷ができると、そこで常在菌が増殖し炎症を起こします。

    ウイルスの感染によって引き起こされる「ウイルス性口内炎」
     口腔粘膜に水疱ができて、発熱や強い痛みを伴うこともある

    主なものには単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇ヘルペス)」があります。

  • スピード対処法
    うがいで殺菌◎殺菌剤入りのうがい薬や洗口液・・・進行、悪化を防ぐ
    マウスウォッシュで口の中を清潔に保つことで、症状の進行や悪化を防ぐことができます。
    目安としては毎食後と就寝前の4回、20秒間のブクブクうがいを3回するのが効果的です。

    ◎ビタミン剤の服用・・・治癒力を高める
    ビタミン剤で治癒力アップバランスのとれた食事をすることはもちろんですが、ビタミン剤を服用することで治りが早くなります。
    特に細胞の生まれかわりを助けるビタミンB2は体内で合成できず、貯めておくこともできないため、こまめに摂取するようにしましょう。

    ◎ステロイド系軟膏・・・免疫を抑制し、痛みを和らげる
    痛みで食事がとれないような場合は、体力の低下を避けるためにステロイド軟膏を使用すると痛みを緩和することができます。

  • 口内炎の予防
    日頃から体調管理をしっかりすることで、ある程度予防することができます。
    細菌やウイルスに負けない体をつくることが、口内炎はもちろん、さまざまな病気の予防に効果が期待できます。

    *規則正しい生活をする
     (リラックスできる時間をつくる、睡眠をたっぷりとって心身を休める)
    *バランスのとれた食事をする
     (特にビタミンB群には皮膚や粘膜の修復作用があり、抵抗力も高める)
    *ストレスをためない
     (自分に合ったストレス解消法を見つけ、なるべくストレスをためない工夫を)
    *口の中を清潔に保つ
     (うがい・歯みがき、こまめに水分補給)

    口内炎ができるということは、体のどこかが不調を訴えているということ。
    体からの信号を見逃さず、しっかり休息と栄養をとって体をいたわってあげましょう。

    ハッピーハロウィン「口内炎」は誰もが経験しているありふれた症状。それだけに「たかが口内炎」と放置してしまいがち。

    しかし、なかなか治らない場合は他の病気の兆候かもしれません。口内炎が2週間以上続く場合は、かかりつけの歯科か口腔外科で診察を受けるようにしましょう。

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