「口腔内写真」と総義歯の製作

歯科医院のカルテ 歯科医院では患者さんのデータを保管しています。「カルテ」には患者さんのお口の中の状況、治療内容、治療予定など多くのデータが記載されています。「レントゲン」は目視ではわからないお口の中のデータが解ります。もう一つ重要な資料に「口腔内写真」(こうくうないしゃしん)があります。お口の中のまさに記録写真のことです。

口腔内撮影用カメラ お口の中の写真を撮影するのには通常のカメラではお口の中に光が届かずお口の中の撮影は困難です。特殊な「歯科用口腔内カメラ」を使用してとるので常に同じ大きさで同じ条件で撮影することができます。レンズのすぐ前ストロボがついているのでお口の中を鮮明に写すことができます。ではなぜ?お口の中の写真を毎回撮影するのでしょうか。

むし歯や歯周病は身体の傷のように自然には治癒(ちゆ)することがありません。人工的なものによって修復するのです。そのために毎回の記録を残して比べていくのです。また私たちの診療所の患者さんは長く20年以上もメインテナンスに通っていただく患者さんが多数います。その方々には治療の状況をお話しするのに写真で説明することが必要不可欠なのです。すごく昔の状態と比べて今後どのようなお口の状態を維持するかモチベーションを持つことがメインテナンスを行う上で大切なことです。

 私たちの診療所ではお口の写真をリコール(お口の中のメインテナンスチェックをすること)にお見せして情報を共に共有することが必要と考えています。そのためにはしっかりした治療を施さなければなりません。お口の中の写真を撮っている多くの歯科医院では患者さんとの情報を共有したいという信念を持っている診療所が多いでしょう。信頼できる歯医者さんを選ぶ指標にもなります。

口腔内写真
 右の写真は、実際に「総入れ歯」を作った時に撮った写真です。
お口の型を取って模型をつくりどのような入れ歯がその人に合うのか計画を立てます。

① 計画に合った型を取るためのオーダーメイドの道具(カスタムトレー)を作成します。
② お口の筋肉の運動を記録してゆきます。
③ 特殊なシリコンゴムを使って詳しい型を取ります。
④ 特殊な機械(「咬合器」こうごうき)に型をとり付けて高さを決めます。
⑤ 技工所(コアデンタルhttp://www.core-dental.co.jp)に依頼し精密な総入れ歯を製作します。
⑥ 入れ歯を詳しく調整していきます。

総義歯の製作 以上、記録していくと初めて来院する「初診」から完成まで製作過程を含めるとその写真は100枚を超えます。

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